【他の子と比べてしまうママへ】子どもの成長を楽しむために大切なこと

育児をしていると、ふとした瞬間に他の子どもと自分の子どもを比べてしまった経験はありませんか？

「えっ、もう寝返りしたの？」「あの子はもう立って歩いてるのに…」
そんなふうに周りの子どもと比べて、不安になったり、焦ってしまったりすることもあるかもしれません。

ママとしては、わが子が“遅れている”ように感じると、「私の育て方が悪いのかな？」と自分を責めてしまうこともありますよね。でも、そうではありません。子どもの成長には、もちろん “ 個人差 ” があります。

この記事では、子どもの成長について、他の子どもと比べずに成長を楽しむ方法をご紹介します。

子どもの成長は一人ひとり違うもの

子どもの発達には、大きな個人差があります。

一応、平均的な発達の指標は明示されていますが、それはあくまでも平均。その指標通りに進むわけでもなければ、その指標通りでなければいけない、というわけでもありません。

寝返りをするタイミングも、ハイハイを始める時期も、歩き出す日も、本当にそれぞれ違うものです。生まれた時の体重や週数、性格、生活環境など、成長に関わる要素はたくさんあり、ひとくくりにはできません。

周囲の子どもが先にできているからといって、わが子が遅れているわけではないし、劣っているということでもありません。むしろ、自分のペースで育っていくのは、とても健やかな成長の証です。

比べるよりも、”わが子のペース”に目を向けて

以前、私のもとにご依頼いただいたママが、こんなふうにお話してくれました。

「うちの子は未熟児で生まれたので、同じ月齢の子と比べると成長が遅れていて焦ってしまっていた…。だけど助産師に相談したら、”誕生月齢ではなく、週数月齢でみていけばいいよ” と言われて、それだったら平均的な発達だなと安心することができた。」

周りと比べてはいけないとわかっていながらも、同じ月齢の子どもをみるとどうしても比べて心配になっていたママが “その子自身の今” に目を向けることができたお話です。

子どもそれぞれに成長のリズムがあることを受け入れることで、育児の焦りは少しずつ手放すことができるのです。

成長を実感するには「1ヵ月前」と比べてみて

子どもの成長を楽しむためのポイントは、「他の子どもと比べる」のではなく、「少し前のわが子と比べてみる」こと。

例えば、1ヵ月前にはできなかったことが、今はできるようになっていることがあるかもしれません。
・おもちゃを自分で掴めるようになった
・笑顔が増えた
・離乳食の量が増えた

そんな小さな一歩も、確かな成長の証。比べるべきは“他の子”ではなく、“昨日のわが子” “1か月前のわが子”です。

焦らず、子どものペースを大切にしよう

育児に焦りは禁物です。

子どもはその子のペースで、ちゃんと育っています。焦ってしまう気持ちは、我が子のことを一生懸命に思っている証でもありますが、それに振り回されすぎると、ママ自身が苦しくなってしまいます。

子どもの個性を信じて、その歩みに寄り添うこと。
そして、わが子の「今できること」「頑張っていること」に目を向けて、ゆっくり育児を楽しんでいきましょう。