子どもが泣き止まないときに知っておきたいこと

子どもが泣き止まないとき、「お腹もいっぱい」「オムツも替えた」「抱っこもしているのにどうして…？」と、戸惑ってしまうことはありませんか？
何をしてもダメな気がして、「私が何か間違っているのかな…」と、不安になったり自分を責めたりしてしまうママや、
子どもの泣き声に強いストレスを感じるママも少なくありません。

この記事では、泣き止まない子どもとの向き合い方についてお伝えします。

子どもには 理由のない 泣き がある

実は、子どもには明確な原因がない「理由のない泣き」が存在します。
「お腹が空いている」「眠い」「オムツが汚れている」といった理由がはっきりしていない場合でも、子どもは泣くことがあります。

それは、なんとなく不安だったり、眠いけど寝つけなかったり、体に不快感があったりといった、大人でも言葉にしづらい感覚が原因のことも。

たとえば私たちも、「今日はなんだか気分が乗らない」「なんとなくイライラする」と感じる日がありますよね。子どもも同じように、泣くことで気持ちを調整していることがあるのです。

「泣く＝悪いこと」というわけではありません。まずは、「泣くことも、子どもの大切な自己表現のひとつ」だと捉えてみてください。

” 泣き止ませなきゃ ” というプレッシャーを手放そう

育児をしていると、つい「早く泣き止ませなきゃ」と焦ってしまいますよね。
でもその焦りが、ママ自身の心を追い詰めてしまう原因になることもあります。

子どもが泣いているとき、どうにかして泣き止ませようと頑張ってしまいますよね。
でも、実はママが落ち着いているだけでも、子どもに安心感が伝わることがあります。

泣き声を聞き続けるのは本当にストレスですが、「泣いていても大丈夫」と思える心のゆとりを持つことで、ママと子どもの心を落ち着かせることに繋がります。

無理しないで、人に頼ろう

泣き止まない子どもに長時間向き合っていると、どんなに優しいママでも心がすり減ってしまいます。
「もうムリかも…」「ずっとこのままだったらどうしよう」と、不安や疲れが積もっていくのは当然のこと。

そんなときは、無理をせず、周囲に頼ってみてください。
家族や友人、ベビーシッター、地域の子育て支援サービスなど、育児をサポートしてくれる存在はたくさんあります。

実は 動物の本能として、子どもの危機をすぐに察知できるよう、子どもの泣き声はお母さんの一番不快に感じる声になっている という説があります。
「うちの子の泣き声はうるさいから人に頼めない」
「人に頼んだのはいいけれど、すごくストレスをかけないか心配で休めない」
そう感じるママもいるかもしれません。
しかし、他の人からするとその子の泣き声はママが感じているよりも不快に感じていないかもしれませんよ^^

「自分が頑張らないと」という気持ちは悪くありませんが、ママが元気でいることが、子どもにとって一番の安心材料です。
まずは、ママ自身の心と体を大切にしてくださいね。

泣き声に悩むあなたへ、静かなエールを

泣き止まない子どもの声を前にして、どうしようもなく心がいっぱいになってしまうこともあると思います。
それは、あなたが子どもと真剣に向き合っている証。責任感の表れ。
ですが、完璧を目指さなくて大丈夫。頑張りすぎないことが、育児を続ける秘訣です。

子どもが泣くのは当たり前のこと。泣くことには意味があり、泣くことで子どもは少しずつ成長しています。
つらいときは深呼吸をして、心を落ち着けてください。
それでもつらいときは、誰かにSOSを求めましょう。
力になりたいと思っている人はたくさんいます！