「イヤイヤ」は自我の成長！子どもを信じて寄り添う3つの関わり方

「ママじゃなくてパパがいい！」「なんでダメなの！」「今すぐやりたい！」
そんなふうに、子どもが気持ちをぶつけてくる瞬間はありませんか？

言葉が増えて自己主張できるようになる反面、感情のぶつかり合いが増えて、ママの心がすり減ってしまうこともあるかもしれません。

でも実はそれ、子どもが“自立”に向かって一歩ずつ成長しているサインなんです。

今回は、自我がでてきた子どもとの関わり方を3つお伝えします。

子どもが「イヤ！」と言う理由は？自我が芽生えているサイン

この時期の子どもは、自分でやりたい、自分で決めたいという気持ちが強くなってきます。

「反発」や「こだわり」は自立心の表れ

• 「これはイヤ！」「こっちがいい！」という強い主張
• 納得できないと泣いたり怒ったりする反応

これらはすべて、「自分の気持ちをわかってほしい」「自分で決めたい」という子どもなりのメッセージ。つまり、自分の意思をもつ＝自我の芽生えなんですね。

でも、まだ気持ちと行動がうまく一致しないことも多く、イライラしたり、感情が爆発したり…。それは、「自分ってなんだろう？」と模索している成長過程でもあります。

子どもの自己主張と向き合う3つの関わり方

① 子どもの気持ちを「否定せずに受け止める」

まずは、「イヤ」と言ったその気持ちを否定せずに、
「そっか、〇〇がやりたかったんだね」と共感の言葉で受け止めてあげましょう。

▶︎ ポイント：子どもは「わかってもらえた」と感じることで、安心しやすくなります。

② 小さな“選択”を子どもに任せてみる

日常の中で「どっちにする？」と選ばせてみることで、子どもは「自分で決められる」という成功体験を積めます。

例）「赤い服と青い服、どっちが着たい？」
→ 自分で選ぶ経験が増えると、無理なこだわりが減っていくこともあります。

③ 感情が爆発したあとにも、あたたかい言葉を

たとえば、泣いたり怒ったりしたあとに、
「気持ちを伝えてくれてありがとう」
「一生懸命だったね」
そんな一言が、子どもにとっては大きな安心感になります。

「イヤ！」の奥にある子どもの本当の気持ち

子どもが強く主張してくるとき、その言葉の裏側には、こんな気持ちが隠れています。

• 自分をわかってほしい
• 自分の気持ちを大切にしてほしい
• 「このままの自分でいい」と思いたい

だからこそ、ママが気持ちに寄り添ってあげることで、
子どもは「自分は受け入れてもらえている」と感じられるのです。

毎日の向き合いが、子どもの “自信の種” になる

「ちゃんとできなかった…」「今日も怒ってしまった…」
そんなふうに思う日もあるかもしれません。

でも、ママが毎日子どもと向き合い、悩みながらも関わっていること自体が、子どもの“自分を信じる力”を育てる大切な土台になっています。

うまくいかない日も、自分を責めずに。
「今日もがんばったね」と、ママ自身にも優しい言葉をかけてあげてくださいね。

子どもの「イヤ！」は、自立への一歩

子どもが「イヤ！」と強く主張するとき、それはわがままではなく、自分の気持ちを大切にしたいというサインです。
反発やこだわりに見える行動の裏には、「自分って何だろう？」と真剣に考える姿があります。

ママにとっては毎日が試行錯誤の連続かもしれませんが、今向き合っているその関わりのひとつひとつが、子どもが「自分は大丈夫」と思える土台をつくっているのです。

うまくいかない日も、自信がなくなる瞬間もあると思います。
でも、あなたの関わりは、確かに子どもの心に届いています。

子どもの気持ちに耳を傾けながら、「その子らしさ」を育てていきましょう。
ママがそばにいる安心感が、子どもにとっていちばんの力になります。