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ベビーシッター 沖縄 まごころは、疲れているママ専用のベビーシッターサービスです。
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《 沖縄県中南部で活動中 元看護師 》
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お子さまが食事中に突然咳き込み、顔を真っ赤にして苦しそうにしている場面を想像してみてください。その瞬間、あなたの頭は真っ白になり、何をすべきか判断できなくなるかもしれません。窒息は一刻を争う緊急事態であり、救急車が到着するまでの「ゴールデンタイム」にどう対応するかが、大切なお子さまの命を左右します。
この記事では、子どもの窒息時に冷静に対応するための正しい知識と対処法を解説します。窒息から呼吸停止までは約5分、救急車の到着までは約10分かかることをご存知ですか?この貴重な時間を有効に使うために、ママやパパが知っておくべき応急処置と、日常で実践できる予防策をご紹介します。
窒息時の人間の心と体の反応
窒息が目の前で起きた時、多くのママは一瞬パニックに陥ります。これは「急性ストレス反応」と呼ばれる自然な心理反応です。危険を察知した脳は、論理的な思考よりも「生存モード」に切り替わります。
このとき体内ではアドレナリンが急激に分泌され、心拍数が上昇し、呼吸が浅く速くなります。この状態では冷静な判断が難しくなり、知識があっても実行できないことがあります。だからこそ、事前に対処法を繰り返し学び、体に覚えさせておくことが重要なのです。
子どもが窒息している場合、子ども自身も強い恐怖を感じています。体内の酸素が減少すると、脳は生存のために「パニック」という反応を示します。こうした状況下で冷静に対応できるよう、窒息のサインを正確に把握しておくことが大切です。
窒息のサイン「チョークサイン」を見逃さない
窒息は突然発生し、特に小さな子どもは自分で「喉に詰まった」と伝えられないことが多いため、以下のサインを素早く見極める必要があります。
完全窒息のサイン
完全窒息は最も危険な状態です。以下のサインが見られたら、即座に対処が必要です:
- 声が出ない(泣けない、咳ができない)
- 口を開けて無言で苦しそうにしている
- 自分の喉をつかむような仕草(チョークサイン)
- 顔色が青白くなる、または紫色になる
- 呼吸困難で意識がもうろうとしてくる
部分窒息のサイン
部分窒息は気道が完全には塞がれていない状態です:
- 咳をすることができる
- かすれた声で話せる、または泣ける
- 呼吸が苦しそう
- 顔が赤くなる
部分窒息の場合、子どもが効果的な咳で自力で異物を出そうとしている場合は、見守りながら準備をしておきましょう。しかし、咳が弱くなってきたり、顔色が悪くなってきたりした場合は、完全窒息に移行する可能性があるため注意が必要です。
窒息時の対処法:救命のゴールデンタイム
窒息が起きた場合、対応の速さが命を左右します。以下の手順で冷静に対処しましょう。
1. 背中を叩いて意識の確認
子どもの背中を叩き、意識があるかどうか、完全窒息なのか部分窒息なのかを判断します。意識がはっきりしていたら、背部叩打法と腹部突き上げ法を行います。
意識が朦朧としている場合、または背部叩打法と腹部突き上げ法を試しても改善しない場合は、すぐに119番通報しましょう。窒息から呼吸停止までは約5分、救急車の到着までは約9分かかります。
呼吸停止して10〜15分程度で脳へのダメージが出るといわれているため、発見者の早期対応が子どもの今後の人生を大きく左右します。
周囲に人がいる場合は、「あなたは119番に電話して」「あなたはAEDを持ってきて」など、具体的に指示しましょう。これは「バイスタンダー効果」と呼ばれる心理現象(周囲に人がいると責任が分散され、誰も行動しない状態)を防ぐ効果があります。
2. 背部叩打法(背中を叩く)
子どもを自分の膝の上に、頭を低くしてうつぶせにします。小学生など大きな子どもの場合は、前かがみの姿勢をとらせます。手のひらの付け根で、子どもの背中の中央(肩甲骨の間)を5回、強めに叩きます。
脳は衝撃に反応して咳をする反射を引き起こします。この自然な防御反応を利用して、詰まった物を排出させるのが背部叩打法の原理です。
3. 腹部突き上げ法(ハイムリック法)
背部叩打法で改善しない場合、腹部突き上げ法を行います。
- 子どもの後ろに立ち、両腕を子どもの脇の下から回します
- 片方の手でこぶしを作り、親指側を子どもの上腹部(みぞおちの少し下)に当てます
- もう片方の手でこぶしを握り、内側上方に向かって素早く圧迫します
- これを5回繰り返します
腹部突き上げ法は、横隔膜を急速に押し上げ、肺の中の空気を勢いよく押し出すことで、異物を飛び出させる原理です。肺の残気量を使って人工的な「咳」を作り出すのです。
4. 背部叩打法と腹部突き上げ法の繰り返し
救急要請をした後も、救急隊が到着するまでは背部叩打法と腹部突き上げ法を交互に繰り返します。これにより、さまざまな角度から圧力を加えることで、詰まった物を動かす可能性が高まります。
5. 呼吸が停止した場合の対応
子どもの呼吸が停止してしまった場合は、胸骨圧迫(心肺蘇生法)を開始します。
- 子どもを硬い平らな場所に仰向けに寝かせます
- 乳児の場合は2本指で、幼児の場合は片手で、年長児や大人の場合は両手を重ねて胸の中央部に置きます
- 胸の厚さの約1/3の深さまで押し下げます
- 1分間に100〜120回のペースで圧迫を続けます
- 可能であれば人工呼吸も組み合わせます(胸骨圧迫30回→人工呼吸2回の繰り返し)
胸骨圧迫は、心臓を機械的に圧迫することで血液循環を人工的に維持し、脳や他の重要な臓器への酸素供給を確保します。脳は酸素が供給されないと4〜6分で不可逆的な損傷が始まるため、この処置は極めて重要です。
年齢別・窒息への対処法の違い
窒息への対処法は子どもの年齢によって異なります。適切な方法を年齢に合わせて実施しましょう。
乳児(1歳未満)の場合
乳児は気道が小さく、骨格も未発達なため、特別な配慮が必要です。
- 初期対応と姿勢 – 乳児を自分の腕の上にうつぶせにし、頭を低く保ちます。片方の手で赤ちゃんの顎と胸を支え、もう片方の手で背中を叩く準備をします。
- 背部叩打法 – 手のひらの付け根で、赤ちゃんの背中の中央を5回、強めに叩きます。乳児の骨は柔らかいため、力加減に注意し、しっかりと衝撃を与えつつも過度に強くならないよう意識します。
- 体位の変換 – 背部叩打を5回行っても異物が排出されない場合、乳児をあおむけにします。このとき、頭は体より低い位置になるよう支えます。
- 胸部圧迫法 – 乳児には腹部突き上げ法ではなく胸部圧迫法を行います。胸の中央部(乳頭を結ぶ線のやや下)を指2本で5回押します。押す深さは胸の厚さの約1/3程度です。
- 繰り返し – 背部叩打と胸部圧迫を交互に繰り返します。
幼児・学童(1歳以上)の場合
1歳以上の子どもには、基本的に前述の背部叩打法と腹部突き上げ法を年齢に合わせた力加減で行います。
窒息時の心理的ケア
窒息事故を経験した子どもとママには、心理的なケアも重要です。子どもは食べ物に対する恐怖や、再び窒息するのではないかという不安を感じることがあります。また、救助したママも強いストレスを感じることがあります。
子どものケア
- 安心感を与える:事故後は特に子どもをしっかり抱きしめ、安全であることを伝えます
- 無理強いしない:食事を無理強いせず、少しずつ自信を取り戻せるよう励まします
- 対処法を子どもにも教える:年齢に応じて、窒息時の対応を教えることで安心感を与えます
ママのケア
- 自責の念を持たない:事故は誰にでも起こりうることを理解し、自分を責めすぎないようにします
- 経験を共有する:同じ経験をした他のママと話すことで、心の負担が軽減されることがあります
- 対処法の練習:定期的に対処法を練習することで、次に備える安心感が生まれます
窒息を防ぐ日常の予防策
窒息への最善の対処法は、事前の予防です。以下のポイントを日常生活に取り入れることで、窒息事故のリスクを大幅に減らすことができます。
食事中の予防策
- 年齢に適した食品の選択と調理(小さな果物は縦に切る、硬い食品は細かくするなど)
- 食事中のルールを設ける(座って食べる、よく噛んで食べる、走りながら食べないなど)
- 子どもが食べ物を口に入れたまま泣いたり、笑ったり、話したりしないよう注意する
- 大人が常に見守る環境を作る
食事以外の予防策
- 小さなおもちゃや危険物を子どもの手の届く場所に置かない
- 定期的に床を点検し、小さな物を取り除く
- 3歳未満の子どもには、直径3.5cm未満の小さなおもちゃを与えない
- 風船や小さなビーズなど、特に窒息リスクが高いものには特別な注意を払う
まとめ:知識が子どもの命を救う
窒息は一瞬で起こり、迅速な対応が求められる緊急事態です。正しい知識と冷静な判断力があれば、子どもの命を救うことができます。この記事で紹介した対処法を繰り返し確認し、いざというときに慌てず行動できるよう準備しておきましょう。
大切なポイントをもう一度確認します。
- 窒息のサインに素早く気づく
- 背部叩打法を試す
- 改善しなければ腹部突き上げ法を行う
- 意識が朦朧としてきたり完全窒息の場合は119番通報をする
- 背部叩打法と腹部突き上げ法を交互に繰り返す
- 呼吸が停止した場合は胸骨圧迫を開始する(幼児は片手で)
そして何よりも大切なのは、日常生活での予防です。子どもの発達段階に合わせた食事の工夫や環境整備は、窒息事故を未然に防ぐ最も効果的な方法です。
子どもたちが安心して食事を楽しみ、のびのびと遊べる環境づくりは、ママをはじめとする周囲の大人の大切な役割です。正しい知識と心構えで、子どもたちの健やかな成長を見守っていきましょう。
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